なみだのうみ


ぼくはかなしくてたくさんないた
いつのまにかうみができていた
きづいたときにはおぼれていて
ぼくはそのままのみこまれてしまった

さかながおよいでいる
えらこきゅうをしながら
ぼくにはできない
さいのうとやらを
もっているんだね

うみのなかからみたそらは
とてもあおくてきれいでした
うみのなかもとてもあおくて
とうめいなきれいなみずでした
ぼくのなみだはうつくしく
さかなもいきていけるようです

ほうりなげられたうきわをつかんで
ぼくはりくにあがる いきができる
たいようはいつになくまぶしく
めがくらんでとけてしまいそうになった
やけたこむぎいろのはだからは
やわらかいなつのかおり
まきがいにみみをすませばきこえてくる
たのしかったおもいでたち
さめてしまったけど ゆめではなかった
あしたにきっと つながるはず