あお


あおむけにねころがって
あおいそらをみた
あいぼうのくろいねこは
となりでねいきをたてている

とてもきもちがいいこうけいだ
いいゆめをもっているねと
せんせいもうらやましがるくらい
うみのえをかいた

あおいそらとあおいうみ
にているけどちがう
あわいあおとふかいあお
かぜがあおくみえるくらい
みずがあおくみえるくらい
どっちもうつくしい

あおいほしでいきるものたちは
かなしみのあおもよろこびのあおもせおっている
となりでねているあいぼうも
そのひとつ そのひとり

すいへいせんでいきをすると
からだにかぜがはいって
めにみずがたまるんだって
うそつきのあのこがまじめなかおをしていっていた
こっそりかいているひみつのノートの
“しぬまえにやりたいこと”のばしょにかきたしておいた

あおのおかげでいきができる
あおいほしのじゅうみん
あいしてるよって
いつかかならず
いってみせるよ