よあけまえのたわごと


ねむたくないな
ふみんしょう
はくちゅうむも
おてのもの

よるはふしぎだ
ねこのめもかがやく
こうもりがぼくをよんでいる
ちょうおんぱがきこえる
しずかなくらやみ

よるがあけたら
どうしよう
あさになったら
なにしよう
だれもぼくにおしえてくれない
ただしいのってなんだろう

のどがかわいたな
えきたいでもこたいでもないものってすてき
まるでぼくみたいな
ふかかいなもの

うちゅうってきっとジェルでできてる
たぶんみずいろの
だれがきめたんだろう
みずのいろ
なんてね
ないのに
きれいね


そろそろみんながおきてくる
そのまえに
おつきさまのにおいがする
ふとんのなかにかくれなきゃ
もぐってひかりをとざして
みずいろのジェルでできた
うちゅうのゆめをみよう
めをつむってひつじをかぞえて
ぼくはねむるよ

おやすみなさい