窓の外で星が流れた


さみしい、なんて言えないよ
こんな夜じゃあ誰がくる 誰かくる
誰がきても困る
パーティーなんて開けないよ

しゃべってもしゃべっても
口からしゃぼん玉が出るだけ
ぱくぱくしているさかなみたいに
酸素が足りないさかなみたいに
滑稽なんだ
もうすぐ死ぬだろ

明日のことを考えるのはまだ早い
そのまんまじゃあ、血だらけになるよ
見るものすべてに否定的
彼女はそろそろ愛想をつかす
すべて計算済みさ!って言えば
なにかのヒーローになれる気がしてるの?

さかなが浮いているのを見た
そろそろぼくも危ないなと
手のひらを見て泣いた