スコープ


僕の心臓が粉々になっても
君は迎えに来てくれないだろう
君の心臓が粉々になったら
拾い集めに駆けていくのに

君のかけら
君のひみつ
ひとつでもいいからほしかった
瞳から
流れる星くず
見とれることしかできなかった

どうしようもない僕を愛してよ
くるった視界で見る世界は
遠近法がこわれていた

僕には
おかしいということしかわからなかった