7月26日


あの人は、掻きむしるようにギターを弾いて
僕の目は、さかなのように泳いでいる
苦い空気のなか、息ができなくて 灰になって
足は凍ってしまって、動けない
僕は今、本当にここにいるのだろうか

ばちっと感電した
痛みは闇へと吸い込まれる
僕らの明日は、一瞬だけ輝いた
僕らはそれを、見逃さなかった


知ったかぶりも、背伸びもしない
等身大のまま、がむしゃらに
そのまままっすぐ突き進んでくれ

僕らはもっと、強くならなくてはいけない
そして
僕らはもっと、優しくならなくてはいけない