病院のにおい あの、病院のにおいってあるよね。 薬品くさいの。 あれ、ぼくは嫌いなんだけど、きみは好きって言った。 ふしぎだな。 そういえば、ぼくがちいさなころ、包帯を巻かれるのが好きだった。 ねんざとかで、たいしたことないのに、むだに包帯巻いたりしてた。 なんでだろ、それが好きだった。 ふふふ、うれしいなって感じだった。へんだよね。 ばんそうこうも結構好きだったな。 ふつうのサイズじゃなくて、ちいさいやつ。 ちょっぴり怪我しただけなのに、貼り付けるっていう、そういう感じがよかったのかな。 バンドエイドってあるじゃない、有名なメーカー。 あのばんそうこうはやっぱりとくべつな感じがしたなあ。 たしか、めくる部分が英語で書いてあって、それが好きだった。 捨てるのがもったいない、なんて思ったりもしたけど結局は捨てたと思う。 英語の新聞ってなんか雰囲気あるよなあって今でも思うから、そこからきてるんじゃないかな。 読めないけどなんかすてきって思うんだよな。 でも読めたほうがもっとすてきなのかもなあ。 なんでこんな話をしてるかっていうと、とくに意味はなくて、思いついたからなんだけど、たまにはそういうのもいいかなと思ったので、書いてみました。 暇潰しに書いたので、暇潰しに読んでください。って最後に言っても意味ないけど。 ちいさいころの自分ってふしぎだけど、わからなくもない。 今の自分ってちゃんとその延長線上にいるんだなあと思います。 忘れたくないけど忘れてしまうなら、こうやって文章にしておきたいなと思うのです。 |