春になる
春になる
街は色づいていく
僕の口の中では
ガムが味をなくしていく
桜が咲いて
散るのを見ていた
ずっとその場所で
フィルムを回してた
春になる
君も
ワンピースを着てはしゃいでる
僕の心
浮いてしまいそうなのを
どうにか押さえて
普通の顔をしてる
僕も春になったかのように
五感をなくしても
きっと春ってわかるだろうね
そんな風に思う
変わっていく
変わらないもの
そこではいつも
音楽が鳴っていた