まあるい虹を思い描いて


レインボウ
ぼくがとおりすぎる
レインボウ
あたまのうえにほら


午前二時のまぼろし


ガラスの破片を
飲み込んだ
そんなような
気持ちさ


レインボウ
きみのあたまのうえにもほら
レインボウ
てんしのわっかみたいなにじ


午後二時のまぼろし


春雨が降るよ
すこしだけ
ゆらいで
ゆらいで、

君の手に触れて