ながれるように、文字


詩がかきたいよ
すごく、しずかなところで
でも、不自然ではないところ


耳を塞ぐしかないのかなあ
でもそれって逃げなのかな
心がどんどん乱されていく
すべてが雑音にきこえる


ゆっくりしてもいいんだよって
その言葉すら怖いと思ってしまいそう
だってぼくの時計と世界の時計は違うんだ
置いていかれやしないかって、そればかりが気になる


ぼくは何を信じればいいんだろう
クエスチョン:希望
アンサー:絶望
なんて、ね
おかしいね


くだらない思考がはたらくときって
しにかけのときかもしれない
凍死する前に見える幻覚みたいな感じで
ぼくは今そんなところにいる


つらいときには
ぼくがいるんだって
思うよ
こんなふうに
文字をかいている
ぼくが
ちゃんといるんだって
感じるよ
だから
今つらいけど
大丈夫な気がするよ
ぼくが
文字をかいていて
文字が
ぼくをかいているから
大丈夫だと思えるよ
まだしんではいないってね


つらいときには文字にしてみる
それで何度救われただろう
声にできなくても
言葉にできなくても
文字にしてみると
なんだか安心するんだ


今自分がここにいてもいいような
そんな気がしてくるんだ