のうてんき


あああ
なにも考えないで
なにも考えないで
いられたら
ずいぶん
楽だったろう
だけど
きみのこと
好きになれなかったかもしれない
だから
これでいいんだ
きっと
それでいいんだ
まちがえて
手にしたものだって
ただしさを
持っているよ

のうてんきな
ぼくになれないかって
すこしだけ
あこがれたよ