恋と退屈


しらないことを
反芻して、
反芻して、
のみこむ

ひさしぶりに
読んだ日記が
このあいだと
同じだった
変わらないのは
止まった時計
時差がまったく
ないのです

音楽のせいで、
ぼくの思考は
乱れていく
ただしさ、
とはなにか

恋と退屈
くりかえして
すこしおとなになったとしたら
あの頃のきみに
すこしはすきになってもらえるかな
まるで意味がないけれど、
だれかをすきになったことは
いつまでも胸から消えないのです