曲がりくねった道の先


ピーナッツバター
塗りたくって
朝がくるよ
オレンジの太陽
頬張って
目を覚ますのだ


あおい空と
あおい海
いつか
水平線がなくなって
すべて
とけてしまうのかな
そうなったらいっそ
ぼくらもとけあってしまおう
憂鬱もよろこびも
ぜんぶ混ざってやさしさになる


波打ち際で
さらさらという砂の音
波にかき消されていく
足跡 それと足 それとからだ


すべての
雑音を取り去って
ああ、そう
きみの声だけがきこえる


曲がりくねった道の先には
いつだってそう
同じ答えがそこにある