ぼくの目の奥


あかりがともってる
そう
ぼくの目の奥

ぼくの目の奥は
洞窟みたいになっていて
その奥のほうには
秘密基地みたいなところがある
それが脳みそと呼ばれるところで
ぼくの考えの源である
ぼくがこの文章を書くにあたって
必要なのは
その脳みそと
心(胸のほうにあるやつ)と
瞬発力 かな
持久力はまるでないので
長い文章は不得意なんだ
だけど一瞬を大切にしているよ
だからこうやって幾度もまばたきをしている
すばらしいものを見逃さないように
ぼくのアンテナはいつも電波を放っている

存在を確かめたいのかい
ぼくは脳みそにきいてみる
答えはいつも文章で返ってくる
そう、それがぼくの方法

ぼくの目の奥は
だれも入ることができないけれど
だれかを感じることはできるよ
だからそう
日々は変化している

あかりがともってる
いまはもう夜だ
睡魔がやんわりとぼくに憑く
さあ寝るとしよう