電柱


つめたくなってゆく、夜
かなしみばかりが先立ってゆく
そうして、ぼくをひとりにする
あかるいあかるいライトが照らす
そこに、希望なんてものはない

わかっていた
わかっていたはずなのに

いなければ
よかったなら
今からでも、すぐ
いなくなりたい