starry-eyedのぼく


――「さっきのあの子、殺気立ってた」



きみの髪がゆれてる
さっきまで凪いでいたのに
あれ、そうか
泣き出したのかな



やさしさって、さ
暗闇の中で
光るらしいよ
だからたぶんきみは
きみは――



あんまりよく見えないほうが
いろいろなものが見えてくるんだ
いま、
いくつもの星が
ぼくの頭に浮かんでいる
ように
たとえばのはなし
ほんとうのはなし
きみはなにを信じる?
――うん
こういうはなしは
夢の中でしようか



starry-eyedのぼく
いつからだろう
好きになったものは
嫌いになってしまえるって
気づいて
だからいま
すべてを放棄して
死ぬことができるような
そんな気がしていて


( く う は く )


こわいね
おもしろいね
なんでこんな、
こんななんだろうね