かなわない夢


ぼくの胸の奥、
締め付けるものは
いったい、

なんだ、




そうだ
あの、
ワンシーン




いつもなら
気のせいだって
思うだろう


それでも
ぼくは
気になった

ただ、それだけ



なるべく
後戻りは
しないように
しているけれど


それでも
ぼくは
気になった

ただ、それだけ
たったそれだけ




偶然の、
偶然は
必然、だったり
するのかな


偶然の、
偶然は
運命、だったり
するんだろうか



安っぽいねって
思うよ
そんな言葉を
いくつも重ねて、さ




きみだって
夢、みてるんだろ
かなわないって信じてる
夢、あるんだろ


それ、みせてみてよ
ポケットの中で
ぐしゃぐしゃになった

それ、


ぼくはみたいよ
ばかになんてしないから
ぼくにみせてみてよ

それ、



いつか、
みせてほしいよ

いつか、
みてほしいよ




きみとぼくの、
かなわない夢






いつか、さ

かなわない
夢なりに
かなえたいな、



いつか、さ






それもまた、

かなわない夢