花とミルク


君はただ
そこに立って
いて

泣いているの
笑っているの
どうして約束
破ったの、


―― きかないで ――



僕はただ
ここに立って
いて

笑っていても
泣いていても
いつだって
許されず、



いつか 神様に
裏切られる その日を
忘れた ふりして

生きたくて
死にたくて
なにもかも
忘れた ふりして



君はただ
そこに いて
僕はただ
ここに いて

なにもかも
忘れた ふりして



泣いているの
笑っているの

どっちもだよ
どっちもなんだよ、


―― 触れられない ――