みえない星


ぼくはね、いろんな 色をもってる。
だれにでも あって、他ひとつとして ないやつをね。
ゆずれないんだ。そう、だから
ぼくは すがたを けして みせるのさ。
あれは まぼろし だったんだね と、
みんなに おもわせるんだ。
なぜかって?
それは そのほうが たのしい からさ。
だますわけじゃ なくってね。
みんな たのしいことが すきだろう?
ね。
そういうことは、いがいと たくさん あるものだよ。
ただ、それが みえないって、だけでさ。