ちいさなあかりがあるところ


わたしいなくなりたい
とおい夜空にきえたい
きれいじゃなくていい
光ってなくていいから
今すぐいなくなりたい
裸足で走ってとびたい
誰にも知られずに
誰もいないところへ

影ができないくらい真っ暗で
あたりいちめん真っ黒だったら
きっとこわくなっちゃうだろうな
だからここにいるんだろうな

自分の手のひらが見えるくらいの
ちいさなあかりがあるところ
眠るときにも呼吸できるなら
きっとなんにも心配ない
きっといつかはうまくいく