瞳孔


かなしくなって夜明け
まぶしくなって朝
いらないいらないいらないよ
もう二度と目覚めなくていいよ

本当のこと言ってるのに
聞き返さないでよ
通じない言葉同士で
会話しよう

これはいけないことだろう
これはいけないことだろう
わかっているのに足つっこむ
わかっているのに手が触れる
おかしなものを見ていたの?
話すことなんてないんだった

すっからかんの脳みそで
言葉をいくら紡いだって
すっからかんの心の中は
なんにも満たされないんだよ
そればかりか穴が開いて
穴だらけになって
夜眠れなくなってしまうんだ