チューリップ


きみのこと
すきだといったら
もしかすると
ぼくのこと
きらいになるかもしれない
なんて

あるのかな
あるのかな
あるんだろうな
きっと

そういう
かなしさが
ずっとずっと
ここにあってね
ぼくはもう
ずっとずっと
さびしいよ

きっとひとりなんだ
ずっとひとりなんだ

ひとはひとりなんだよ
なんて
いわなくても
わかるから
いわないで
いいよ

  いわないで


そんなことない
そんなことないよって
ことばがぼくをかるくする
そういうこともあるし
そういうこともあるから

かんがえてるだけじゃ
にっちもさっちもいかないし
ぼくはきみにあわなくちゃ
あいにいかなくちゃいけない

あしたになったら
このはなたばは
かれてしまうかも
しれないから
きょうあいにいかなくちゃ
いますぐあいにいかなくちゃ

あいにいくからまってて
えきまえにある
きのしたで
ぼくのことを
きらいになっても
きみにすきだと
つたえたい

きみをすきだと
つたわるように
きみにすきだと
つたえたい