うそのゆめ


きみになまえをおしえたのはいつだっけ
うそのなまえをおしえたのはいつだっけ
なまえのぼくは、しらないぼくだ
よばれてきづいた、ぼくじゃないなまえ

それよりきみはころころなまえをかえた
そんなものなくていいっていってた
でもちゃんとしたなまえがあった
ぼくはすこしだけかなしかった
おしえてもらえなかったなまえは、わすれずにいるよ
きみはもう、ぼくのことはわすれただろう

なまえのきみと、しらないぼくは
うそみたいなつきあいだったね
うそみたいにきえてったね
ゆめみたいだったね


o。( たんさんすいのあわをみている )。o


なつは、はじまるまえに
おわってしまうきがするよ
きみは、はじめからいなかったかもしれないって
ぼくは、おもいはじめているよ
そんなふうに、そんなふうに
きみを、わすれはじめているよ