ノンアルコールのお酒の意味は


夜が来ても居ていい場所
あんまりないねって
握りたい手

自動販売機の裏に隠れたいくらい
明るくしすぎている夜が多い

ずっと咲いている花は
きっと寿命が短いのだろう



あんまりいいことないねって
すこし笑えなくなってきた
だって本当のことだから
嘘もつけない

朝が見える場所は
本当に少ない
車を走らせても
間に合わないし

眠る前が
一番不安だね
受け入れられずにいることもある



目の前に並んでいるけど
数えないことが結構大事で

案外あっさりやってのけたり
意外とそんなに悪くなかったり
するのかも
それならいいな



静かにまぶたを閉じて
静かに頭を閉じる

雨が降る音
想像してみる

ぱた、ぱた、ぱたん

そのあとは
きっと夢の中



寂しいだけなら誰でもいいけど
そうじゃないから好きなんだろうな

ノンアルコールのお酒の意味は
わからないけど
たまにはいいかなって思うこともあるよ