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あかるいなあ
やけにここはあかるいな
そしてぼくはすきだとおもった
すとんとそのばにすわった

ねむいなあ
そういえば
いつもねむたいんだった
ねむたくないときなんてない
いつになったらめがさめるんだろ

そうこうしているうちに
じかんはすぎていくんだけど
おもったよりはゆっくりで
これならいいなとおもったけれど

「「 ほんとうはここにいちゃいけないんだ 」」

こえがそろったところで
ああそうか
ぼくにはぼくがいたんだったと
おもいだすことになった


ぼくよりぼくのことにくわしいパソコンが
ぼくのてをかりてことばをかいたりしている

それよりもっとおもしろいことを
ぼくはぼくのオリジナルでかいたりしてみたい

オリジナルなんてものがそんざいしないとしても、だ


とつぜん
うたがききたくなった
ぼくをうちのめすような
うたを
うたうひとがいることを
おもいだしたのでね

わすれているのは
ぼくだけだった
きっとそのひとはわすれていない

(( そういうもんだろ ))


ありきたりなループのまいにちでも
よかったのに
あたりまえのように
もどれないでいる

けれどここには
まぶしすぎるくらいの
ことばがおどっていて
わるくないなとおもってしまう


すこしだけ
うつむいて
すこしだけ
まってみる

だいじょうぶ
またげんきになるし

いきているって
そういうことだろ


くりかえしのぶぶんを
くりかえしうたってみると
みえてくるのは
ただのくりかえしではないということ


わかるだろう?