くらげ


ふわふわとしているものは
なんの助けにもならない
ひまつぶしになるだけさ
どうってことないものさ
ざんねんながら
すばらしいことはおきない
なにひとつね



才能はなくて
すこしだけ
べつのところで
生きているってだけで
そんな
めずらしいことはない
だから日常は
過ぎ去っていく



あっというまに時間が過ぎるのは
これは現実ではないからだ
時間があっというまに過ぎるとき
ぼくらは夢の中にいる